今更だけれども、イラク関連。まず、全員が無事に帰ってきて良かった。おめでとうございます。
 自業自得論がちと強すぎる気がしますね。ちょいと哀れだ。絶対的に悪いのは誘拐犯なのにな。なんで誰も誘拐犯を責めないのか。
 とりあえず戦場ジャーナリストの3人に関しては、危険な場所に行くのが仕事なのでそれなりの覚悟は持っているのだろうし、僕は何も言わない。
 で、残りのお二人。自衛隊派遣のために政府がした治安がある程度回復したといったような広報にも原因の一端はあるので、責める気にはなれない。それより自らの責を棚上げにして多数のメディアと一緒になって被害者を弾圧する政府の方に不信感を覚える。
 ただ被害者の方々は今回のことで、自分達がどんな目に遭い、救出にどれだけの人間が動き、心配を掛けたかをしっかり心に踏まえて次の行動に移って欲しいものです。これからイラクに行こうと思ってる人、イラクに居る人にとって今回の出来事が教訓になること望みます。イラクの現状は武官が必要なほど危険という認識を。
 そして現地の外務省員には幾ばくかの同情を。彼らは邦人が居る限り国外には出られない。つい先日先任が殺され、官である以上民間人よりも狙われ易い。しかも戦う術を知らない文官だ。生きた心地がしないだろう。彼らに幸あれ。そして、NGOだボランティアだと言う人達は自分達が残ることで彼らも危険に晒すことを忘れずに。